投げ銭ライブ配信における『凸』、『凸待ち』とは

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今日におけるライブ配信の内容は、さらに細分化されています。日常の生活をそのまま配信しているもの、長時間寝るだけを配信しているものなどマニアックなものから、人気配信者が雑談をしたり独自の企画を展開するメジャーなものまで、サイトを開けばどの配信を見ようか定めるのにも一苦労です。
そんな中、同時視聴者数(一人の配信者にリアルタイムで何人の視聴者がいるか)が一万人を超える配信者もよく取り入れている『凸待ち』について今回はご紹介したいと思います。

目次

1.凸待ちの名前の由来
2.凸待ちの概要
3.凸待ちを配信者はどう使っているか
4.『凸待ち』に凸をする視聴者の動機
5. まとめ

『凸待ち』の名前の由来

凸待ちの『凸』はもともと、配信者に突撃する『突撃』を親しみやすい言い方で『凸』と呼ぶようになったのがきっかけです。
凸待ちの『待ち』は、配信者と会話を希望する視聴者を『待っている』という意味で、リアルタイムで誰でもいいから話しがしたいといった配信者や、新鮮な視聴者の声を聴きたい人気配信たちが配信を盛り上げるときに『凸待ち』をします。

 

『凸待ち』の概要

『凸待ち』は、いろいろな配信で見受けられます。
人気配信者などは、事前にテーマを定めておき、それに沿った話ができる一般視聴者を募ります。たいがいはその配信者と話したいファンたちの『凸』が殺到するので、配信者はその中から1名を選んで2人で会話をします。
そして、その会話の様子を配信に流し、大勢の同時視聴者がリアクションコメントをします。
視聴者参加型の配信イベントに、視聴者も『凸』参加者も配信者もやりかた次第で一斉に盛り上がることができます。

『凸待ち』を配信者はどう使っているか

人気配信者はやはり、人気の秘密がそこかしこに散りばめられています。
中でも人気の秘密を代表して言えるのが、配信の丁寧さ。筆者も人気配信者の生活事情は全く分かりませんが、人気配信者の多くが毎日夜9時頃から12時(金曜日や休日は早朝までやることも)頃まで配信をしています。
毎日やっているので、この点では、親しみを覚えた多種多様な個性をもつ視聴者が『凸』を試みることでしょう。
そんな『凸』者をゲストとしてパフォーマンスする仕方にも丁寧に工夫が凝らされています。
人気配信者は事前に画面共有のような形で、見せたい画面を提示しておき、視聴者には配信者がキーを打ち込んでメモをしたりする画面や、画面共有として視聴者と一緒にツイッターやウェブページが見えるようにしています。
そしてコラボをする際にはSkypeなどを利用してコラボをします。
こうして視聴者から見える画面は、対話相手のSkypeアイコンと、画面共有による配信者と視聴者が同時にウェブページなどが閲覧できるような画面表示になっています。
人気配信者たちはこうした下準備の元で、それぞれの機能の強みを生かしながら『凸待ち』を行っているのです。

『凸』や『凸待ち』が、下準備のもとで丁寧にされている配信は、視聴者にとっても見やすいので、配信も普段より盛り上がる傾向があります。筆者もこれまでいろいろな配信者を見てきましたが、盛り上がっている配信には投げ銭(オンラインギフトなど)も多くされていて、画面が投げ銭を意味するスタンプで沢山の時がいくつもありました。

配信者は、丁寧に凸待ちをすることで、人気を呼んでいるのです。

『凸待ち』に『凸』をする視聴者の動機

暴露話や、公開告白など匿名とはいえどハードルが高そうに見える『凸待ち』への参加。
それでも今日において外せない人気ツールになっているのはなぜなのでしょうか。

一つは、視聴者の売名
Skypeを介した『凸』者において、ニックネームやアイコンをつけて『凸』をする人も少なくありません。彼らの多くは、『凸』される配信者と同様に普段から配信をしている配信者が多く、より多くのファンを獲得するために認知してもらいたいといった理由で凸をしています。
そのうちに配信者と友達になったりして、いつの間にか視聴者にとっては喜ばれるようなコンビになっていたりと、知名度のひろがり方は様々です。

もう一つは、人気配信者と直接話ができるから
普段からよく視聴しているファンにとって、『凸待ち』は、ファンイベントよりも長く密接に交流できる場として大人気です。ファンイベントやオフ会はよくあるものの、自分と話しをしてくれるかと言えばとても限られた時間になってしまいます。
自分の知名度はどうでもいいから、暴露話をして配信者に喜んでもらえたらそれでいい!といった人などにも『凸待ち』のツールはとても人気なのです。

 

まとめ

いかがでしたか。単に『凸待ち』といっても、人気配信者がする凸待ちにはいろいろな工夫がされていましたね。
少しでも参考になれば幸いです。
これからも、配信業界がどんな盛り上がりを見せるのか期待できそうです。

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