ライブ配信の運用事例『オンラインサイン会』とは

お知らせ

今日のライブ配信業界では、一般素人の配信者に限らず、アイドルやバンドマン、タレントなども多く配信をしています。その中でも『ネットサイン会』という言葉をご存じですか?※2『ネットサイン会』の呼び方は、『オンラインサイン会』『バーチャルサイン会』とも呼ばれることがあります。
ただのサイン会ならよく耳にしたことがあるけれど、ネットとなるとどういった仕組みで行われるのでしょうか。メリットの説明とともにご紹介します。

※2 2020年11月2日に公開した記事ですが、補足情報の追加により2020年11月16日に再度公開しました。

※1また、ライブ配信の運用事例として『ファンクラブ』についてもまとめておりますので、気になる方はこちらもチェックしてくださいね。↓↓

※1 2020年11月2日に公開した記事ですが、関連記事の追加により2020年11月13日に再度公開しました。

目次
1. 『ネットサイン会』の概要
2.『ネットサイン会』のメリット
3. とあるネットサイン会のミニレポート
4. まとめ
5. OY Live

『ネットサイン会』の概要

ネットサイン会とは主にアイドルやバンドマン、タレントなどのエンターテイナーがファンに向けて行うサイン会のことをいいます。

ネットサイン会の手順はこうです。

①タレントなどがファンに向けて、ネット上でCD、書籍、チェキなどの配送を伴う商品から、写真や動画のデータなどの配送を伴わない、ネットで完結するダウンロード商品などを販売し、ネットサイン会までに支払いを済ませてもらいます。

②ファンは支払いをする際に、ネットサイン会でタレントなどに読み上げてもらうニックネームを同時に登録しておきます。

③配信が始まると、タレントなどが事前に商品を購入してくれたファンに対して、ニックネームを声に出し、同時にサインをします。(たいがいは、サインを書く前と書く後に一回ずつ名前を呼び、サインを書き終わると感謝の言葉を述べます。)

④配信が終わると、タレントがサインをしてくれた商品や色紙が家に届きます。

サインを書く前と書いた後にニックネームを呼んでくれることや、そのファンに向けて一言や感謝の気持ちがリアルタイムで聞けることが魅力になっています。
リアル対面イベントの場合、ショッピングモールなどにタレントが待機してファンたちがCDとタレントのサインを目当てに列を作るイメージがあるかと思いますが『ネットサイン会』ではそれらをすべてネット上で完結させるので、遠方にいるファンも端末一つでリアルタイム映像が見れるのです。

アイドルなら、『会いに行けるアイドル』がオンライン上で会いに行けるので、ファンとの交流も疎遠にならずに済みますね。

『ネットサイン会』のメリット

ネットサイン会は、握手をしたりすることはできませんが、意外に多くの利点があります。

一つめはノベルティの運営を柔軟にできることです。
例えば、『2枚CDを買えばライブ配信時に撮影したチェキ1枚をプレゼント』や『3枚CDを買えばタレントの写真データ5枚をダウンロード可』などの条件を設けることで、もっと応援したいファンによる購入意欲を促進させることができます。

その場で商品を買わせて、そこにサインをしてもらうリアル対面型イベントではなかなかノベルティに条件をつけて運営をすることが難しいですが、ネットサイン会ではノベルティの運営がより柔軟に行うことができます。

二つ目は、好きなタレントの様子を終始観察できることです。
ネットサイン会では当然のことながら、リアルで会いにくるファンの姿はありません。配信上に映っているのは大好きなタレントだけです。ショッピングモールなどで列を作っていたファンに埋もれて好きなタレントが一瞬しか見られなかったというようなストレスが全くないのです。

3つめはリアル対面イベントより低コストに収まるということです。
ネットサイン会の例として、上記に挙げたものはCDや書籍に付く特典としてのチェキでしたが、チェキのみを購入させるネットサイン会もあります。
つまり日時を指定しておいて、期日までにファンがチェキ購入の手続きを終わらせておき、配信時になったら配信時限定のコスチュームなどに身を包んだタレントのチェキを購入者に送るというシステムです。そしてタレントは焼きあがったチェキにサインをしていき、先ほど説明した例と同じくファンの名前も読み上げる。という形で配信を進めます。

4つめは、ネットサイン会の途中でも投げ銭ができるということです。投げ銭は、かわいいスタンプなどに変換され配信画面に表示される訳ですから、リアルタイムでそれを見たタレントなどはまた発信元のニックネームを読み上げて感謝の言葉を述べるなどのファンサービスもできます。

チェキのみの販売を扱った配信では、CDよりも低コストでタレントを応援することができます。特にアルバム制作中などの段階にいるアイドルなどにとって、チェキのみの販売は重要な収益になっていきます。

以上3つのネットサイン会のメリットをまとめると、配信者側がリアル対面イベントよりも特典条件を柔軟に組み込めること。ファンの名前を呼んでくれるサービスや、ちょっとした配信中の小話などをすべて見逃さずに視聴ができること。CDや書籍といった大きなイベント時だけではなく、タレントがいるだけで完結するチェキサイン会があることで、ファンにとってはよりコンスタントに応援することができる、、、。などのメリットがあることが分かります。

 

 

筆者が視聴した、とあるネットサイン会のミニレポート

筆者が見たネットサイン会は、大手配信会社『Twit Casting』で配信をしていたアイドルグループでした。総閲覧数は2050人と規模は小さめですが、コメント欄では配信者宛に、挨拶をはじめ日常のつぶやき、配信で来ているアイドルの衣装についての感想コメントなどがファンから多数寄せられていて、アイドルがサインをしながら笑顔で答えていました。

ファンからのメッセージをその場で受け答えしてくれる配信に、単調ではあるけれど双方の幸せが感じられる空間になっていました。
最初は3人で少し談笑しながら50分ほどサインを書いていたアイドルですが、後半になって席を立ち、また違う2人がサインを書き始めました。
はじめは気が付きませんでしたが、5人のアイドルグループだったようです。
リアル対面イベントでは5人が一斉に椅子に座ってファンとの交流を図るシーンが多く見受けられますが、オンライン上では入れ替えでそれぞれのアイドルによりフォーカスしたファンサービスができるので、いわゆる誰か一人のメンバーが特に好きな『推し』がいる場合は至福の時間になりそうですね。
また、ネット上なので不審な者が近づいて危険にさらされる心配もありません。好きなアイドルにとって密接な距離感だからこそ起こりえる心配が軽減できることも、ファンとしては安心できると感じました。

 

まとめ

コロナ禍の影響により握手も難しくなった現代において、配信業界は更に盛り上がりを見せています。
今回はネットサイン会についての記事でしたが、いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。

 

OY Live

OY Liveでは、ライブ配信の運営ができるシステムを提供しております。今回の記事でご紹介したネットサイン会の開催も可能です。

より詳しく知りたい方はこちら。↓

https://ohyeah.co.jp/software-oylive/

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