主要な投げ銭・デジタルギフト対応ライブ配信サービスを調べてみた

お知らせ

今日のコロナ禍においてさらに加速するオンラインビジネス。中でも世の中で一般化するライブ配信サイトについて人気なものをピックアップしました。
ライブ配信ビジネスは日本に限らず、世界で展開されています。中でも日本より大規模だと言われている中国のライブ配信サイトについても調査しました。

目次

1. ライブ配信とは何か
2. TwitCasting
3. イチナナライブ
4. SHOWROOM
5. BIGO LIVE
6. YouTube
7. YY Inc.(歓聚時代)
8. DOUYU
9. 快手直播(kuaishou)
10. まとめ

ライブ配信とは

そもそもライブ配信とは何か。それはテレビのように出演する人が限られたものではなく、「配信をやりたいときに誰でも、いつでも、何回でも配信」ができる、ユーザーにとって壁が無い気軽なコンテンツです。
配信内容に規定が設けられているサイトも多いですが、配信者の存在があればいつでも世の中に配信することができるため、コロナ禍で人との距離が離れつつある現代社会において、暇つぶしから友達、親のような安心感を得られることから多くの人を魅了し続けています。

今回の記事では、人気配信サイトを10選並べ、それぞれのプロフィール、特徴についてご紹介します。

TwitCasting

運営会社 モイ株式会社(Moi Corporation)
日本
代表取締役 赤松 洋介
設立日 2012年2月29日
資本金 769800000円
社員数 33名
会員数 2500万人
対応言語 日本語 英語 ポルトガル語 スペイン語
本社URL https://twitcasting.tv/

特徴

会員登録をしなくても配信を視聴することができる。各配信者たちは振り分けられた配信カテゴリーを自由に選択することができる。視聴者側は多数の配信者の中から見たいカテゴリー(学生からペット、趣味の声優、役者など様々なカテゴリーがある)を選択することで見たい配信者にすぐアクセスできる仕組みになっている。コラボ配信やデジタルギフトの機能もありシンプルなので幅広いユーザーが配信、視聴をしている。

 

イチナナライブ

運営会社 株式会社17media Japan
台湾
代表取締役 小野裕史
設立日 2015年
資本金
社員数 170名
会員数 4,500万人
対応言語 日本語、 アラビア語、 インドネシア語、 中国語、 簡体字中国語、 繁体字中国語、 英語、 韓国語
本社URL https://17.live/about/jp

特徴

親会社は台湾だが、現代では、日本が一番サービス規模が大きい。18年の末から米国でも事務所が立ち上がっている。
日本において、サービスをつくっているエンジニアだけで100人を超える。
技術に力を入れており、遅延の削減、音質にこだわっている。
ライバープロデューサーと呼ばれる配信者育成専用の社員が日本に200人ほどいる。デジタルギフト機能あり。

 

SHOWROOM

運営会社 SHOWROOM株式会社
日本
代表取締役 前田裕二
設立日 2015年
資本金
社員数 100名
会員数 350万人
対応言語 日本語、英語、中国語(繁体字)、タイ語
本社URL https://showroom.co.jp

特徴

SHOWROOMは、ライブ配信中に視聴者が入室すると、視聴者がアバターになって画面上に表示される。(アバターは顔からコスチュームまでカスタマイズが可能。)アバターが常に標示されているので、ライブ配信者と視聴者がより一体となって配信を盛り上げることができる。
デジタルギフト機能あり。(人気の配信者は月数百万稼ぐ例も)

 

BIGO LIVE

運営会社 運営会社BIGO (Technology Pte. Ltd.)(2020年3月30日現在)
シンガポール 日本、アメリカ、ヨーロッパ、韓国、東南アジアなど、世界150国
代表取締役 DAVID LEE
設立日 2014年
資本金 103億97百万円
社員数
会員数
対応言語
本社URL https://www.bigolivejapan.blog/

特徴

主要株主YY(大手中国配信サイト)が2020年月に全株式を取得。
ライブ配信時に、視聴者参加によるコラボ配信が最大9人まで可能。
また、配信の盛り上がりを競う「PKバトル」という機能があり、配信者二人が一画面で配信する。時間制限内でどちらが配信を盛り上げられているかを競い、(歌やダンス、トーク)視聴者がギフトを送る。
最後は、時間内に投げられたギフトの総価値を競うことができる。ギフティング機能あり。

ゲーム配信が簡単にできる。従来の配信サイトではゲームをする際にOBSなどの専門機器が必要だったりと、ゲーム配信までの手順が面倒だが、「BIGOLIVE Connector」を使うだけで簡単にPCゲーム配信ができる。

人気ライバーが一目で分かる。
「名声メダル」というビゴライブ内の称号を表すメダルが配信者のプロフィールの横に表示される。称号レベルは6段階に分かれており、ビゴライブが定める条件をクリアするとランクアップする。これにより人気ライバーが一目で分かることから初見の視聴者を獲得することが容易になる。

 

YouTube

運営会社 Google
アメリカ
代表取締役 Susan Diane Wojcicki
設立日 2005年2月
資本金
社員数
会員数 10億人
対応言語 76言語
本社URL https://www.youtube.com/intl/ja/about/

特徴
YouTubeといえばたくさんのジャンルの動画が掲載されているイメージが強いが、今、ライブ配信においても盛り上がりを見せている。

YouTubeでは一定の条件を満たした配信者ユーザーが『スーパーチャット』(投げ銭)機能を使うことができる。視聴者が投げ銭をするとコメントの表示時間が長くなったりと、金額が大きくなるほど優位に応援することができるので、より配信者とのコミュニケーションが取れる可能性が増える。
スーパーチャットの利用規定については、チャンネル登録者が1000以上であること。過去12か月の再生時間が4000時間以上であること。18歳以上であること。スーパーチャットができる国、地域に住んでいることなどが条件とされている。
またデジタルギフト、投げ銭機能は配信者側にすべて金額が届くわけではなく、各機種による手数料の違いなどから手取りは50パーセントから70パーセントだ。

 

日本よりも大規模 中国で人気のライブ配信

YY Inc.(歓聚時代)

運営会社 YY Inc
中国
代表取締役 李学凌
設立日 2008年7月
資本金
社員数
会員数
対応言語 中国語
本社URL https://www.yy.com/

特徴

先ほど紹介した「BIGO LIVE」を買収、展開している。
2008年にゲーマー向けの音声通信ソフト「YY語音」をリリースし、2010年にライブ動画配信サイト「YY.COM」と、同年12月に持株会社「広州歓聚時代信息科技」を立ち上げた。その後、「YY教育」「YY娯楽」「YY音楽」などのサービスを次々とリリース。
2018年にシンガポールBIGO TECHNOLOGYのシリーズラウンドに応じ2019年には2.7億ドル(約288億円)を出資。2019年には14.5億ドル(訳1537億円)で完全子会社化した。
YY Inc.は2012年に米ナスダックに上場。現在の時価総額は46億ドル(約4,900億円)を超える(2020年9月1日時点)。

ライブ配信内容についても、テレビショッピングなどのような商品紹介するものもある。(商品ジャンルは「翡翠」「原石」「書画」「古銭」など)

2019年3月の月間アクティブユーザー数(MAU)の娯楽全般では2,855.6万の「YY」が第1位となっている。

投げ銭、ギフティング機能あり。

 

DOUYU

運営会社 DouYu International Holdings
中国
代表取締役 陳少杰
設立日 2014年
資本金
社員数
会員数
対応言語 英語 中国語
本社URL https://ir.douyu.com/

特徴

ゲーム実況における2019年3月の月間アクティブユーザー数(MAU)は、3,375.1万の「DOYU(斗魚)」が第1位だった。
DOYUはゲーム、特にeスポーツを中心に盛り上がりを見せている。配信者の大半はゲーム配信者である。
Eスポーツの視聴者層をさらに拡大するべく、プロの選手や独自のeスポーツトーナメントを開催。トーナメントでは自社ブランドの表示や、トーナメントのプレイスルー、トレーニング、個人指導などの独占コンテンツを制作するなどしている。
多数のeスポーツチームのスポンサーになり、広報活動にも精力的だ。投げ銭機能あり。

 

快手直播(kuaishou)

 

運営会社 北京快手科技有限公司
中国
代表取締役 银鑫
設立日 2011年
資本金
社員数
会員数 3億1,200万人
対応言語 中国語
本社URL https://www.kuaishou.com/

特徴

配信者の幅広い層が挙げられる。中国のお笑い芸人、有名タレントも配信している。
タオバオのように、商品を宣伝するために商品リンクを張り付ける機能もある。投げ銭機能あり。

 

まとめ

いかがでしたか。それぞれの配信アプリによって強みが様々でとても個性豊かなものばかりでしたね。
今後もさらに盛り上がりを見せるライブ配信業界において、これからどんな活躍が期待されるのか楽しみです。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧